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レンズの種類

交換レンズの焦点距離
レンズには、標準・広角・望遠の三種類があり、レンズの焦点距離により分類されます。
さてここで問題なのがこのレンズの焦点距離は、カメラのイメージセンサー(画像を読み込む部分)のサイズによって変わってしまう事を先に説明しなければなりません。
◎フルサイズ(イメージセンサーがフィルムサイズと同じ)のカメラなら焦点距離はそのままの数字。
◎APS-Cサイズのカメラならレンズの焦点距離は1.55倍。 焦点距離が18mmのレンズなら約28mm相当
◎マイクロフォーサーズ規格のカメラならレンズの焦点距離は2倍。焦点距離が18mmのレンズなら36mm相当になります。
さてここからは、フィルムサイズの焦点距離で説明しますが、APS-Cサイズのカメラ1.55、イクロフォーサーズ規格のカメラなら2で割って下さいね。
標準レンズ
「標準レンズ」の焦点距離が50mm。焦点距離50mmで撮影した写真は、人間の目で見たのと同じ領域といわれており焦点距離50mmのレンズが基本となっています。その「標準レンズ」の画角は47°何となく私たちが普段目にしている目線と似ているのではないでしょうか?
さてこの「標準レンズ」には、「標準に始まり標準に終わる」という言葉が存在しています。聞いた話では、この言葉の意味は、はじめカメラに標準に付いていた「標準レンズ(50mm)」から始めたが、物足りなくて望遠レンズや広角レンズで撮影をした。でも最終的には、撮り方次第で望遠レンズにも広角レンズにもなる標準レンズが、使い勝手が良く慣れてしまい、これをずっと使っているという事らしい。
標準レンズ.jpg
広角レンズ
「広角レンズ」は焦点距離が35mm以下で、50mmの標準レンズに比べて撮影できる範囲が広がります。「広角レンズ」を定義する厳密な基準はなく、標準レンズよりも「画角の広いレンズ」・「焦点距離が短いレンズ」という事になりますがこの「広角レンズ」には、「準広角レンズ」・「広角レンズ」・「超広角レンズ」に小分類されます。
さてこの「広角レンズ」の特徴には、写真撮影を始める上でとっても重要な特徴になりますので、広角レンズで撮影すればこんな効果があるのだ!!と言う事は頭の片隅に置いていたら良いかと思います。
■広角レンズの特徴
◯被写界深度が深い…被写界深度という、難しい単語が出てきましたが、簡単に言えば焦点距離の違うレンズを使い分け、同じ場所にピントを合わせた時に、ピントの合う距離が広くなるという事です。
◯ブレが感じにくい…広角レンズは、全体が広く写るため、モノの輪郭等も小さくなり目立ちにくくなります。このためカメラブレや被写体ブレ(撮影したいモノが風等でブレる)が感じにくくなります。しかし、実際には解像度も落ちており、ブレが起こりにくいというのは、見た目だけのようです。
◯パースペクティブを感じる…「広角レンズ」は、肉眼で見たときに比べて、近いモノは近く、遠いモノは遠くに写るので、遠近感(パースペクティブ)が強調されます。
◯歪みのある広角特有の表現も…レンズの種類にもよりますが、樽型の歪曲収差をもつレンズが多いことは確かです。高いモノ(高層ビル等)を撮影した時は、上に上がる程三角形を作るように上が狭くなります。また、垂直に立てられた棒を撮影すると、画面の中心に配置した棒は真っ直ぐに写るのですが、周辺に配置した場合は、円を描く様に写ります。
広角レンズ.jpg
望遠レンズ
「望遠レンズ」は焦点距離が85mm以上で、50mmの標準レンズに比べて撮影できる範囲が狭くなります。「望遠レンズ」を定義する厳密な基準はなく、標準レンズよりも「画角の狭いレンズ」・「焦点距離が長いレンズ」という事になりますがこの「望遠レンズ」には、「中望遠レンズ」・「望遠レンズ」・「超望遠レンズ」に小分類されます。「望遠レンズ」には以下に書く特徴がありますが、焦点距離が長くなるほど、その特性がより顕著になります。
■望遠レンズの特徴
◯被写界深度が浅い…焦点距離が長くなる程、広角レンズで説明させて頂いた被写界深度(ピントの合う範囲)が浅くなります。これにより、望遠レンズで撮影してボケのあるキレイな写真を撮影したりします。また被写界深度が浅いので被写体が背景や前景から浮き上がるように写る特徴もあります。
◯圧縮効果が起こる…近くの被写体(撮りたいモノ)と遠くの被写体の大きさに変化が無くなり、遠くのモノも近くに近づいてきた様に写ります。
◯ブレに弱い
「望遠レンズ」は、拡大倍率が高いため手ブレによる画像のブレが起きやすくなっております。特に焦点距離が長いレンズほど手ブレを起こしやすくなる傾向にあります。
撮影の目安として「焦点距離分の1秒」よりも速いシャッタースピードで撮影すれば手ブレが起きにくいとされます。つまり焦点距離500mmレンズであれば、500分の1秒以上が目安です。
しかし、手ブレ補正等の機能により、これよりも遅いシャッタースピードでも手ブレが起きないこともあります。
このような、「望遠レンズ」ですが、ボケのあるキレイな写真を撮影できることから、85mmから105mm程度までのレンズを、人物撮影に向いた特性を活かし、「ポートレート・レンズ」と呼ばれることがあります。
望遠レンズ.jpg
単焦点レンズ
「単焦点レンズ」は簡単に言えば、焦点距離が一つだけ、という意味です。例えば、先程例に出した「標準レンズ」の50mmや、「広角レンズ」の28mmというように。レンズを付けると、ファインダーを覗いた時に見える角度が、そのレンズの画角となります。ですから、もう少し広く撮影したい、もう少し大きく撮りたい、と思ってもレンズ側ではなにも出来ませんので、自分から近寄ったり離れたりして、大きく撮影したり、広く撮影したりしなければなりません。
とっても不便に思うレンズですが、長所もあります。レンズが明るかったり、明るいレンズなので、暗い部屋の中での撮影も出来たりしますよ。また明るいレンズの割に安価だったり。嬉しいですね。
焦点距離が固定しているので、画角を覚えるのにもってこいだったりもします
単焦点レンズはこのようなレンズです。
単焦点レンズ.jpg
ズームレンズ
「単焦点レンズ」と違い「ズームレンズ」は初心者の方を中心に、一眼レフ用レンズの中でも最も流通しているレンズです。「ズームレンズ」とは、一定の範囲内で焦点距離を変えることにより、写せる画角を変えられるレンズなのです。このように「ズームレンズ」をカメラに取り付ければ、広角撮影から望遠撮影まで「ズームレンズ」1本でOKなわけですから、こんな便利なレンズはないでしょう。
そして、わざわざレンズを交換する手間もいらないですし、何本も交換レンズを持っていかなくてもいいわけですから、重たい荷物を持っていく旅行や山登り等には最適です。
ズームレンズ.jpg